アルテスタ税理士法人

アルテスタ税理士法人は、INAAグループの日本代表事務所です。

国内法人税務、相続税務から、外国法人の日本進出まサポートまで総合的にサポート

*

貸家建付地等の評価における一時的な空室の範囲(水曜勉強会)

投稿日: 

今日の勉強会では、相続の際に、賃貸不動産の一部に空室が生じていた場合の評価方法に関する裁判事例が紹介されました。

所得税の確定申告で、不動産所得を計算する場合には、テナントの募集をおこなっていれば、不動産の賃貸事業を行っていると解釈されることが多いですが、相続税では少し事情がちがいます。貸家の敷地となっている土地は、貸家建付地と呼ばれ、更地の場合と比べて80%程度の価格で評価されます。貸家につき空室があった場合でも、それが一時的であれば、相続税法上は、それが貸家だと認められます。

ではどれくらいの期間が一時的なのでしょうか? 国税不服審判所は、その期間を約1か月と判断し、下記の貸家3棟(全48室)の中の空家18室につき、空室期間が1か月半であった1室以外の空家を、”一時的な空室”とは認めませんでした。概ね1か月というのが、一時的な空室かどうか、の判断の境目になりそうです。

今後は、相続税申告時の貸家の空室期間については、充分な注意が必要となります。

本件各貸家の空室状況
相続開始日
の空室
相続開始日前後の
空室期間
本件1貸家
(全20室)
9室 212号室…約1ヶ月半・そのほかは最も短いもので約8ヶ月
本件2貸家
(全18室)
6室 最も短いもので
約5ヶ月
本件3貸家
(全10室)
3室 最も短いもので
約11ヶ月

 - ブログ ,

  関連記事

ランチ忘年会

今日は、夜参加できない女性社員を中心に、ランチ忘年会をインターコンチネンタルホテ …

外国税額控除

法人が外国からロイヤリティー収入の支払を受ける際等に、海外で税金を源泉徴収される …

no image
会社の設立 前株と後株 どちらがよい?

法人の設立に関与することがあるため、前株か後株、どちらにすべきかははよく質問を受 …

海外ネットワーク
外国法人による日本企業株の譲渡、計66億円申告漏れ指摘②~タックスヘイブン課税~(新聞報道を解説)

昨日のブログで、BVI法人が日本法人N株を購入後、すぐにこの株式を他の法人に転売 …

広大地

三大都市圏であれば面積500㎡以上、それ以外の場所でも面積1000㎡の土地につい …

申告が漏れていた場合の加算税(水曜勉強会)

今日の勉強会の講師は佐々木さん。申告書を提出しなかった場合の加算税について、再度 …

借地権認定課税 (定期社内勉強会)

今日の社内勉強会は、借地権の認定課税。法人税、相続税の中でも、最も、計算方法が合 …

消費税率が10%に引き上げに関する経過措置(水曜勉強会)

今日の勉強会の講師は榊原さん。2019年10月1日から消費税率が10%に引き上げ …

PAGE TOP