低解約返戻金タイプの保険(水曜勉強会)
投稿日:
今日の勉強会では、低確約返戻金タイプの保険がトピックでした。
低解約返戻金タイプの保険とは、最初の2年間だけ法人が保険料を払い、2年経過後、解約返戻率がまだ低い段階で(例:10%)法人オーナーに低い金額で譲渡(贈与)し、3年経過後には、解約返戻率が90%近くに上がるため、法人オーナーが同保険を解約することにより高額の保険返戻金が収受できるというもの。解約返戻率が低い段階では、その保険契約そのものの価値は低いため、将来高額の返戻金を収受できる契約の保険を、低い評価額で、法人から法人オーナーに譲渡できる、、というのが、保険会社の売りです。
ただ、このスキームは税務当局に完全に目を付けられており、税務専門家向けの専門誌にもリスクが高いと公表されてます。結果的に解約返戻率が上がることがわかっているのだから、解約返戻率が低いからといって、低い金額で譲渡できるわけないでしょ、というのが税務当局の見解です。気を付けましょう。
関連記事
-
-
東京地裁 PE認定で新たな見解 (水曜勉強会)
今日の講師は苗代さん。皆、税務調査の対応で出払ってしまい。。今日は5人だけでの勉 …
-
-
香港出張
香港から日本に進出するお客様に、日本でのサービスを提案してきました。とりあえず一 …
-
-
ふるさと納税のデメリット (水曜勉強会)
今日の講師は山本さん。消費税のインボイス制度、法人税法上の株式評価損の計上に関す …
-
-
Board Meeting INAA @モントリオール
モントリオールでINAAのBoard Meeting が行われてます。アルテスタ …
-
-
自己株式を買い取る際に資本金等の額がマイナスだった場合のみなし配当の計算
自己株式を買い取る際ですが、買い取りに要した金額のうち、”資本金等の額に対応する …
-
-
1円ストックオプション(水曜勉強会)
今日の勉強会の講師は中川さん。1円ストックオプション、有償ストックオプションに関 …
-
-
税務相談センター
税務署に、税務の質問をしようと電話すると、”電話相談センター” なるものに転送さ …
-
-
海外の財産に小規模宅地
海外に移住した親に相続が発生し、日本に残された相続人が、海外で親が住んでいた不動 …