海外中古木造不動産への税務調査
投稿日:
海外の木造中古不動産を購入し、4年間等の耐用年数を利用し、多額の減価償却費を早期に計上して節税対策を行うケースが見受けられます。法律的には問題ありませんが、このようなケースに対して、どのような税務調査が行われるのでしょうか?私どもの経験している限りですと下記が調査されております。
1 実在性 … 不動産を本当に購入しているのか否かを確認するため、物件購入時の契約書を確認します。
2 賃貸に出しているか否か… 賃貸契約書を確認します。
3 木造物件であるか否か、中古であるか否か… LexisNexis という会社に委託すると、その物件が木造であるか否かわかることがあり、税務当局も実際に利用してました。ただし、柱が木造か否かまでは、詳しく表示されていないこともありますので、実際の物件の写真の確認を優先するように思います。
関連記事
-
-
コロナ禍でやむを得ず1年以上日本滞在になってしまった海外駐在員
日本から海外に駐在されている方や、海外法人に勤務されていた方の中で、コロナ禍で2 …
-
-
米国大手ネット会社に支払う出品手数料は消費税の課税対象か?(水曜勉強会)
今日の勉強会の講師は古川さん。米国の大手ウェブサイトに書籍等を出品販売していた個 …
-
-
実効税率
平成27年4月1日以降に開始する事業年度から法人税率が下がりました。これに伴い、 …
-
-
相続開始前に被相続人の銀行口座から約200回にわたり1億円を引き出し (水曜勉強会)
今日の講師は会計士の山本さん。いろいろと解説してもらった中で、相続開始前に被相続 …
-
-
持続化給付金 不正受給対応専門チーム
中小企業庁では、2020年6月に持続化給付金の不正受給対応の専門チームを発足し、 …
-
-
ビットコインは国外財産か?(水曜勉強会)
今日の勉強会の講師は、山本さんです。ビットコインの所得計算方法について解説しても …
-
-
信託税制(水曜勉強会)
今日の勉強会の講師は中野さん。信託税制を説明してもらいました。 私達が通常目にす …
-
-
年の途中で出国した方の予定納税義務
前回の所得税の確定申告で納税が生じた場合には、7月と11月に所得税の中間納税義務 …