アルテスタ税理士法人

アルテスタ税理士法人は、INAAグループの日本代表事務所です。

国内法人税務、相続税務から、外国法人の日本進出まサポートまで総合的にサポート

*

少数株主の排除に関する法律改正→事業承継対策への活用

投稿日: 

平成27年5月1日から法律が変わり、少数株主の排除に関する新しい法律が施行されているのをご存知でしょうか。「特別支配株主による株式売渡請求制度」と呼ばれており、少数株主排除を、よりスムーズに行うことができるようになりました。

子の法律は、90%以上の議決権を有する支配株主が、「適切な価格」を提示して、少数株主の株式を買い取ることを「通知」した場合に、一方的に株式を買い取ることができるというものです。従来の少数株主排除は「全部取得条項付種類株式」という制度を利用して排除する方法がありましたが、株主総会の特別決議の承認が必要であることと、種類株式を発行しなければならない、など手間のコストの面であまり普及していませんでした。新制度は、従来制度と比べると、手続きが非常に簡単です。

アルテスタが選ばれる理由

<ポイント>

■少数株主の同意がなくても強制的に株式を買い取ることができる

■株主総会決議がなくても買い取ることができる

■株式の価格は「公正な価格」である必要があり、税理士・会計士などの専門家へ算定を依頼する必要がある

■手続きが法令に違反する場合、通知又は公告もしくは事前備置の義務に違反した場合は差し止め請求を受けることがある

■少数株主は、価格について不服がある場合、取得日の20日前の日から取得日の前日までの間に、裁判所に対し売渡株式の売買価格の決定の申立てをすることができる(取得無効の訴えは、取得日から6ヶ月以内にする必要があります。)

■特別支配株主(議決権90%以上)は少数株主(残りの株主)の全員から買い取らなければならない(一部の少数株主だけから買い取るということは不可)

<手続き>

①特別支配株主が「取得日」「買い取り金額」を決めて、少数株主へ売り渡すように「通知」する

②会社の承認を得る(取締役もしくは代表取締役の承認)

③少数株主に対して、株式の取得日の20日前までに通知する

④通知日に株式が自動的に少数株主から支配株主へ移転する

 

 - ブログ

  関連記事

2020年に中小企業に予想される逆風

先日のブログで2019年の企業倒産件数が前年比で増加してた件に触れましたが(ht …

no image
夢があるようじゃ人間終わり

これが好きなことを楽しく続けている人の考え方なのか。。いつか私もこんな心境になれ …

10月開始のインボイス制度 音楽印税に波紋 JASRACの減額通知に翻弄される作曲家(ニュース記事を解説)

2023.10.1 産経新聞 これまではJASRACから印税権者に音楽使用料を分 …

no image
法人の中間納税義務

法人の中間納税義務をまとめてみました。 法人税…前期の年税額が20万 …

確定申告

3/1-3/15 はかなり忙しく、皆夜遅くまで仕事してるので、毎晩夕食が用意され …

相続の落とし穴

相続税法が改正されてから1年半、相続税の基礎控除枠が従来の6割に縮小された結果、 …

no image
社内勉強会「富裕層の相続生前対策コンサル手法」 

「富裕層の相続「生前対策」コンサル手法」の社内勉強会を開催。1時間半の予定が、3 …

美容業の倒産廃業が2019年急増

東京商工リサーチによる調査によると、美容業の倒産が、これまでの過去最多は2011 …

PAGE TOP