架空取引による脱税のからくり(新聞報道を解説)
投稿日:
日本経済新聞のニュースによると、都内の不動産仲介業者X社が、不動産仲介大手の三井不動産リアルティの元部長に対して現金数千万円を裏から渡していたとの事実が判明しました。今は物件不足ですので、三井不動産リアルティの元部長が、同社が代理している有料物件を、X社の顧客に紹介していたのでしょう。X社は購入者から仲介手数料をもらえた謝礼として、元部長に謝礼として金銭を支払うことになるのですが、元部長が課税されてしまうので、その事実がわからないように、X社は現金を元部長に手渡すことになります。
現金手渡しとなると、X社の経費になりません。そこでX社は恐らく取引先にX社あての架空の請求をさせ、その取引先に資金を引き出させることになります。その金額2年間で約2億円。
こういう取引はたいていの場合、取引先や三井不動産リアルティへの税務調査や内部通告で間接的に判明していきます。

関連記事
-
-
税務調査の対象となりやすい会社とは?
税務署には、国税庁、全国12か所の国税局/国税事務所、全国524か所の税務署を結 …
-
-
社内勉強会「富裕層の相続生前対策コンサル手法」
「富裕層の相続「生前対策」コンサル手法」の社内勉強会を開催。1時間半の予定が、3 …
-
-
振替納税や還付口座に指定できない銀行
所得税の確定申告の時期が近づいてきました。納税については振替納税、還付については …
-
-
相続税の申告期限内に遺産分割協議ができなかったら?
相続人が多く、意見がわかれ、なかなか遺産分割協議がまとまらない場合があります。相 …
-
-
がけ地 とは
相続税の申告の際して、土地を評価うるさい、その土地にがけ地等で通常の用途に供する …
-
-
低金利・無担保無保証「中小企業経営力強化資金」で融資を受ける
中小企業経営力強化資金 (https://www.jfc.go.jp/n/fin …
-
-
米国大手ネット会社に支払う出品手数料は消費税の課税対象か?(水曜勉強会)
今日の勉強会の講師は古川さん。米国の大手ウェブサイトに書籍等を出品販売していた個 …
-
-
休眠してしまった会社への貸付金の貸倒損失(水曜勉強会)
今日の勉強会の講師は岩里さん。マイナンバー制度、商品券の購入費用が交際費になるの …
