UAEが法人税導入へ 税率9%
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UAE(アラブ首長国連邦)は、法人税が無い国として有名でしたが、一定の税率を設けて企業に決算状況などを報告させ税制度を国際標準に近づける方針を決めました。
UAE政府がこれまでに公表している内容によると、37万5000ディルハム(約1400万円)を超える利益を計上する企業が課税対象で、6月1日以降に始まる会計年度から適用されます。3月期決算の企業の場合、2024年4月1日からの決算年度が課税対象ですね。
税率は9%。同じ湾岸諸国と比べると、外国企業への法人税が20%のサウジアラビアや、10%を課税するカタールなどよりも低いです。
日本企業を含む多国籍企業が進出する自由貿易地区では、当局への税務登録などは必要ですが原則として非課税のままです。小規模事業者への課税は制限され、投資によるキャピタルゲイン(売却益)や給与などの個人所得も引き続き非課税です。
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