大企業の交際費、税優遇でも減少 (新聞報道を解説)
投稿日:
大企業の交際費支出を促進するために、交際費に対する課税の規制が緩和されましたが、結果的にその効果は出ていないそうです。恐らく、企業の各部署での予算が税引前(税金を考慮する前)の利益で管理されているため、税制がどうなろうと、大企業にとっては、交際費をより多く使うかどうかの判断には影響をおよぼさないのでしょう。。

以下 2016/8/16 日本経済新聞
大企業の交際費支出を減税で促す制度が2014年度から始まったにもかかわらず、こうした支出が減少している。国税庁の最新統計によると、14年度は5561億円で前年より0.1%減った。政府は景気を刺激するために、14年度から大企業の交際費の一部を非課税にする特例措置を始めたが、いまのところ効果は出ていない。
資本金1億円超の大企業は14年度から交際費を人件費などと同様に税務上の損金として扱え、税負担を減らせる制度が始まった。交際費の50%は税務上の損金として扱えるので、税負担を減らせる。麻生太郎財務相の肝煎りで導入が決まった経緯がある。
税優遇を始めたのにもかかわらず交際費が減ったのは「大企業ではリーマン・ショック後の経費節約の文化が抜けず、交際費をやみくもに使わなくなった」(財務省幹部)との指摘がある。
関連記事
-
-
海外に出向している従業員の給与の一部親会社負担 その②
出向元法人において損金の額に算入することができる留守宅手当ですが、下記のようなも …
-
-
2019年の企業倒産件数が11年ぶりに前年増してしまいました
2019年で、中小企業を取り巻く環境の潮目が変わったかもしれません。。。 東京商 …
-
-
退職金の収入すべき時期 (水曜勉強会)
今日の講師は山本さんです。 退職手当金の収入時期に関する裁判事例を解説してもらい …
-
-
相続時精算課税 非居住者への適用
相続時精算課税制度を利用すると、2500万円までの贈与であれば、贈与税の納付義務 …
-
-
兄弟姉妹の再代襲(水曜勉強会)
今日の講師は、山沢です。相続税で兄弟姉妹が相続人となった場合の代襲相続について説 …
-
-
パナマ文書で判明、31億円申告漏れ 国税当局が調査
国税当局が、パナマ文書を参考に税務調査を進めていると噂をききましたが、この1年間 …
-
-
”特典条項”とは
少し難しいですが。。 租税条約の適用を受けることにより、源泉徴収が免除されたり軽 …
-
-
税務調査における納税者の不満解消
一昨年から、税務調査の進め方が大きく変わり、実務対応も変わりました。国税通則法の …
